
TechCrunch:scrapblog TechCrunch:fliptrack
前回のtabbloとも違う写真共有サービスなんですが、今回は2つとも写真と音楽を合わせた共有サービスです。
偶然同時期に試してみましたので比較しながら書きます。
共通する部分は写真はPCからアップロードもできるし、flickrのような共有サイトから流用できる。
flickrの場合scrapblogはアカウントを持っている写真しか使えないが、fliptrackはアカウント名が判れば拝借できそう。(ライセンスが使用を認めていないと拝借できないかもしれないが...)
音楽はサイトに用意したものしか使えない。
scrapblogは音楽を使わないこともできる(無音)。
fliptrackはリストされた曲を選ばないと進めない。
作成は全てWEB上のflashを使ったアプリケーションで作成する。
scrapblogはかなりしっかりしたflashアプリで、今後の改良(印刷など)も予定されている。作成中の状態で保存ができ、再編集もできる。出力もflashできれいに出力されフルスクリーンでも再生できる。
fliptrackは軽い作りのアプリで手順も簡単。1・2・3で終わる。出力はFLVらしく360x290に限定される。再編集はできない一発勝負。後は消して作り直し。
ただし"Get the Fliptrack Download"というダウンロードして使うソフトがあるのでこれを使えば作り込めるかも。
写真の加工は共に微妙。
scrapblogは複数の写真をレイアウトして一枚の台紙に貼り付け、それをスライドするタイプで額縁が入れられる。吹き出しで文字を入れたり、stickersと呼ばれる挿絵のようなものも追加できる。トリムや回転、拡大縮小もできる。明るさコントラストは調整できない。
fliptrackはキャプションの追加と回転・トリムとズーム。スピンというのが動きを与えてくれるので動画のようになるが、色調整はできない。
スライドの切替は共に自動。
scrapblogは音楽とは全く関係なく一定時間で切り替わる。切替効果を指定できるが、次スライドの切替タイミングが異様に早すぎて写真をしっかり見れない。スライドを止めて見られるので問題ないが、雰囲気は悪くなると思う。音楽スライドともループ再生される。
fliptrackは音楽の強弱で切替のタイミングを合わせている。曲が長くてメリハリがきいていると写真が足らなくなるので曲の途中でフェードアウトして終了する。写真音楽ともループはしない。そのあたりはダウンロードするソフトでなら何とかできるのかもしれない。
総評
scrapblogは20曲くらいのBGMで当り障りの無い曲が用意されているので、まあ落ち着いてる感じがする。テンプレートなどが用意されているので趣味に合うものを選べば比較的簡単にできるが、今回7枚のスライドを作ったが、試行錯誤して2時間は掛かってしまった。また、最後にパブリッシュという変換作業にはえらく時間が掛かった。スライドが増えるにつれ動作も重くなる。4枚くらいのユーザーが多いのはそう言った理由からかもしれない。全体にちょっとダサさが残る。
公開したスライドにはコメントを受け付ける機能がある。
新入学のお祝い事には向いてる。
fliptrackは早い話が若者向きなんです。じっくり作り込むよりできあがったものの楽しそうな感じが一番!用意される曲もジャンルわけされておりざっと数えると400曲だが、重複するものもあるようなので200曲くらいかも。Hiphopやラップが目立ちます。複数のバンドが登録されていて、そのバンドのプロモーションビデオ代わりになってるものもあるらしい。ああ、多分ダウンロードアプリがそれに向いているかもね。60-80年代の懐かしいヒット曲もありました。
あなたはどちらが好みでしょうか。
私はscrapblogで、曲が自由に選べて切替タイミングが指定できたら結構使えると思います。
ブログにおもしろがって乗せるならfliptrackでしょうか。
少しがんばって曲調に合わせました。
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