
名前しか知らないそのバルト海に面した国は今まで馴染み無く私には無縁の無縁。当然行ったこともないよ。
関連は相撲取りの把瑠都(エストニア)の名前くらいか。
旧市街は自動車が入ってこない感じで、路面電車と徒歩による散策で楽しめそう。(バルト三国は平地だから坂は無いよ)
歩いていると、好きなところで立止まったり、振り返ったり、戻ったり、そうやって街の記憶を体に染み込ませることができる。日を増すごとに街に馴染んでいける。
こういうスケール感が好きなんだよね。
路地は巾3メートルくらいで、少しうねって両側に5階建て位の建物が連なって。
路地の交差点で急に広場につながる道が見えたり、お店のショーウィンドウから中が覗けたり、職人さんの工房があったり。
歩いて廻るといろんなものが目に飛び込んでくる。
ヨーロッパの旧市街地はそんなところが多い。
長いソ連支配下にもかかわらず、ロマネスク、ゴシック、バロックなどの建築様式が残されてる。
飛行船の格納庫が市場に生まれ変わっている。
驚いたのは「ラトビア語」の美しさ。全然分からないけど、インタビューに答えていた老婦人の発する響きがとても綺麗に感じた。
撮影が夏だったので外に出ている人が多かったが、暖房用の薪をもう用意していたから、冬はかなり厳しいと想像する。
改修中のレストランを見せていた、地下にある旧市役所のワイン貯蔵庫だったところ。連立する柱とアーチ型の梁がとても美しい。ああ、行ってみたい。
「百万本のバラ」by加藤登紀子はラトビア生まれの曲なんだって。